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​フィリピンについて

陽気な人々が暮らしている魅力的な国〈フィリピン〉

しかし、同時に様々な問題も抱えています。

フィリピンについて: 当団体のプロフィール
フィリピンについて: 活動内容
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​歴史

フィリピンは16世紀からスペインによって植民地支配されていました。スペインによるがレオン貿易はスペインの経済を支えましたが、フィリピンの経済の自立を阻害しました。

米西戦争でアメリカがスペインに勝利すると、今度はアメリカによる植民地支配が始まりました。人々の意識は近代化され、社会制度や議会の開設が行われました。

​第二次世界大戦が起こると、日本が「大東亜共栄圏」を掲げてフィリピンを支配しました。1947年に日本がアメリカに敗北すると、フィリピンは独立を果たしましたが、戦争によって110万人(当時の人口の7%)もの死者を出してしまいました。

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​スモーキーマウンテンについて


スモーキーマウンテンとは焼却されないゴミ投棄場のことであり、自然発火したゴミの山から煙が昇ることからその名が付けられました。

イロイロ市カラフナンのスモーキーマウンテンはもともと畑だった土地がゴミ投棄場にされ、農家として仕事を失った人々がウェストピッカーになり住み着いたことが始まりです。このスモーキーマウンテンの面積は東京ドーム約5倍にも及び、1日当たり180~300tものゴミが捨てられています。


【スモーキーマウンテン近隣住民へのインタビュー】

2015年夏ワークではスモーキーマウンテンと近隣の家庭を訪問し、実際に人々が働いている様子を見学したり、生活についてインタビューを行いました。

投棄場周辺には約160世帯が暮らしており、現地NGO LOOBが支援しているのは約51世帯です。そのうちウェストピッカーとして働いているのは約200~400人で、彼らの平均年収は70~100ペソ(イロイロ市の平均年収は277ペソ)ですが、収入は日によって変わります。またピッキングが唯一の収入源である世帯は全体の約41%である。(2015年時点)

以下はインタビュー内容&結果です。

Q1. 雨天時も仕事をするのか?

A1. 天候に関わらず毎日している。

Q2. 仕事の時間は?

A2. 午前8時~午後5時

Q3. なぜピッキングを始めたのか?

A3. 日払いで稼ぎがいいから。/10代のころに既に始めていたから。/父親が小学2年で学校を辞めたから。

Q4. なぜここに住んでいるのか?

A4. 祖父の代からここに住んでいるから。/父親がここの出身で結婚を機に家族で住むようになったから。

Q5. もし引っ越しができるとしたら?

A5. しない → 多くの親戚が周りに住んでおり、ここに住むと決めているから。

Q6. 近くに病院はあるか?

A6. ここの周辺にはないが、車で20分くらいのところにある。病院の治療費は高いけれど、持病等で利用する場合は政府の援助を受けることができる。

Q7. 何か特有の病気はあるか?

A7. 8人家族のうち、3人が空気感染による喘息もち。

Q8. 家の近くに川が流れているが危険ではないか?

A8. 大雨や台風の時は水位が上がって危険。

Q9. 夫の仕事は何か? 

A9. 町中のゴミを集める仕事。(家族全員を養うには不十分な稼ぎ)

Q10. 援助してもらってる団体はあるか?

A10. NGO LOOB / for peace(政府下の団体)

Q11. 日本について何か知っているか?

A11. 知らない。

Q12. 子どもに望むことはあるか?

A12. 大学まで通ってほしい。/子どもには同じ仕事をしてほしくない。

Q13. 将来の夢は?

A13. (親)子どもが大学まで卒業すること/(子)医師、看護師、大工、警察官、教師、船乗り、モデルなど

Q14. 何か不安なことは?

A14. 1日の稼ぎ(100~150ペソ)が十分ではないこと。

Q15. 幸せを感じるときは?

Q15. 子どもたちがみんな一緒にいるとき。/子どもたちが全員健康でいるとき。

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